ニュージーランドでの生活③
ニュージーランドでの生活③
日本語のライティングのお仕事をさせてもらっていましたが、そちらがようやく落ち着いたのでこちらの更新を再開致します。
前回僕がホームステイを終了した後、仕事と新しい家を見つけたというところまでご紹介しました。
簡単にご紹介しましたがニュージーランドでの初仕事はなかなか良い労働環境で、もちろんたまにしんどいこともありましたが(それはまた別の記事でご紹介させてください)これからも頑張っていきたいなぁと思っていました。
新しいフラットは、当初ワンベッドと家具付シングルルームという広告でしたが、下見に行った時点でオーナーからこう言われました。
「すいません。実は当初空く予定だった部屋が空かないことになりました。よかったら2週間だけ、ガレージに住んでみませんか?もちろんレント(家賃のことです)は値下げしますしその後別の部屋が空く予定なので、後々そちらに移ってもらって大丈夫です」
下見してみると、ガレージにカーペットを敷いて机や暖房器具、ベッド、二人掛けのソファーなどを用意してくれていたので、自分的には2週間過ごすには十分だと考え快諾。
平均より安く、個人的には十分快適な部屋を手に入れたのでした。
上の話を聞いたとき、僕は2週間後に部屋を変えるか、もしくはさらに追加でしばらくはガレージに住めるものだと、勝手に解釈していました。
ところがどっこい。
引っ越しが完了した後、仕事終わりに一息ついていると、突然フラットオーナーさんから
「ガレージを長期で貸し出すことができなくなりました。つきましては、2週間の契約の後に新しいフラットに移っていただきたいと思います。突然のことですいません。」
という旨のメールが来ました。
…まったく意味がわかりませんでした。
ガレージが使えなくなることには何らかの事情があるんだろう。
じゃあ空く予定の部屋はどうなってるんだ??
と考え聞いてみると
「すいません。その部屋の人の仕事が決まったので、おそらくその部屋もしばらく空きません」
???
もう完全に言葉を失いました。
知らんがな。そんなん。
話を聞いてみると、もともとその部屋にいた人は仕事がなかなか決まらずにいたとのことで、「暫くしたら退出するんじゃないか」くらいの見切り発車で僕に対して「空く予定です」と紹介していたらしいです。
信じられない…ガレージを貸し出せなくなった理由はちゃんと申請していない部屋を人に貸し出して金銭を得ることが法律的にNGで、管理会社にそれをしてることがばれて追い出すように言われたから。
とのこと。
知らんがな!!(n回目)
違法やったんかい!!なんも知らんわそんなん!
完全に相手方の事情に振り回され、いきなり2週間で家なき子になることが確定したのでした。
家に着くなり早速新しい家探しをスタート。
急ぎで下見させて下さい。と何件もメッセージを送りました。
そもそも返信がなかったり、下見して気に入っても当時はまだ日常会話すら微妙な英語レベルだったのでコミュニケーションの問題からダメと言われたり、下見に行ってみたら実物は写真よりめちゃくちゃ狭い部屋だったり、、
最終的に何とかまた日本人のフラットオーナーの家がぎりぎりで決まり、何とかホームレスは回避しました。
家さがしをしている間も仕事は続けていたので、働きながら休みの合間をぬって下見に行く日々は、精神的にしんどいものがありました。
あの時ほど、衣食住が揃っている幸せを噛みしめることができた期間はありません。
日本にいた頃仕事で使ったマズローの欲求5段階説を思い出して、間違いないなぁ。
と思った次第なのでした。
うわ~。当時のことを思い出すだけでちょっと嫌な気分になってきました。。
熱いシャワーを浴びて寝ることにします。
次回はこっちでの休日やちょい旅を、まとめてみたいと思います。
読了頂きありがとうございました。
続く